中学受験に限ったことではありませんが
計算力というのは算数を解くための言葉のようなものなので
計算力がついているに越したことはありません。
中学受験に関して言えば、計算力は必要不可欠でありかつ、速さも求められます。
一定以上の速さで計算が出来ることが、複雑な問題に対応したときに答えを導くためのスキルとなるからです。
また中学受験の問題は、基礎的な計算問題から複雑な計算問題まで
学校によっては複数題の出題があるので、落としたくない部分です。
では計算力をつけるためにはどうすればよいのでしょうか。
四則演算の練習?ドリルをこなす?それは勿論必要なのですが、学年に応じた学習が必要です。
低学年のうちは、数感覚を身につけるために計算問題のほか
おはじきなどを使った数の集まりの実数の感覚を、繰り上がり繰り下がりが出てきたら、そこはきっちりと練習をして押さえましょう。
九九に関しては、忘れないように期間を置いてまた繰り返すようにします。
それも9の段から始める、6の段から始めるなど、パターンを替えます。
慣れてきたら、9×9から逆唱するのもテクニックです。
また分数、小数、倍数などの数の世界が広がってくる中学年から高学年については
演習とともに、割り算と掛け算の相関関係についても気づくようにしていくことが、分数計算の理解と定着への近道です。
また円周率については、九九のように暗記してしまうことをお勧めします。
これらの基礎的な計算力をしっかりと身につけて、使えるようにすることが、中学受験を制する第一歩となるのです。